
LAで活躍中のダンサー・原八千代さんにインタビューしてきました!
ダンス歴はどれくらいですか?
「もう25年になります!」
え?スゴイ!!長いですね〜。ダンスを始めたきっかけというのは何だったのですか?
「3歳の時に母親にバレエを習わされたのがきっかけですね。中学に入ってからはジャズダンスを習い始めました。」
やちよさんはどのようなジャンルのダンスをやっているのですか?
「HipHopや、女の子でやってる人は少ないんですけどブレイクダンスもやっています。」
好きな音楽は何ですか?
「ハウスです!!」
やちよさんのダンスの特色ってありますか?
「そうですね… 型にはまらない、フリースタイルでしょうか??(笑)」
フリースタイル?
「はい、振り付けのない、音楽に合わせて自分の好きなように踊るのがフリースタイルです。」
なるほどぉ〜。 では、やちよさんにとってダンスの楽しさとは何ですか?
「楽しさですか?一言では言えないんですけど…
嬉しい時にも、嫌な事があった時にでも踊ることができるし、その全部がモチベーションになりますね。やっぱり後は、音楽と一体化できるところが一番です。」
踊る時に好きな曲とかはありますか?
「ありますよ〜いっぱい(笑) 昔から好きなのは、SWVのRIGHT HERE(OLD SCHOOL MIX)で… その曲は中3の時に初めて聞いて、“おっコレだっっ!!”と思ったんです。それから13年、まだその曲を超す物に出会ってないですね。すごいビートが強くて、それがもう私の中では絶対トップですね!
ちょっと前に好きだったのは、K-OSのSUPER STAR PART ZEROっていう曲があるんですけどハウスとHIPHOPがちょっと混ざった感じで、それでフリースタイルをやるとすごく楽しいんです!!」
ダンスを始めた時に憧れてた人はいますか?
「います! ジャズダンスを始めたきっかけになった人なんですが、
中学校の時の同じ部活(ダンス部)の先輩で、その人は今でも有名なダンサーなんですが
ダンスのプロダクションカンパニーも立ち上げてる人なんです。
当時その人を見て、ジャズダンスって凄いなと思って、その人がきっかけで始めました。
私にとっては大きな存在です。実は、先月その先輩と電話で話したんです!」
え?偶然にですか? それは卒業以来、初めて?
「卒業以来初めてです。日本の友人と電話で話していたところ、その場にその先輩がたまたまいまして、話すことができたんです。今度日本に帰ったら遊びましょって約束を交わすことができ、感動しました。他にも憧れていた人がいて、高校生の時にスタジオで教えてもらってた人なんですが、一人はダンサーもやりながら倖田来未さんや安室さんの振り付けをやっている人。 あともう一人は、今LAで写真家になっていて、これもその人に撮ってもらった写真なんですよ!その二人を見て、“あっプロになろう!”と思いました。
縁なんですよね、本当に影響を受けた人とは今もつながってるから本当に嬉しいんです。」
〜アメリカ〜
アメリカに来たきっかけは何ですか?
「きっかけはやっぱりダンスと英語です。
英語を勉強しようと思ってこちらに来て、初めは語学学校に通って、短大を卒業しました。」
じゃあ、こちらに来てもう長いんですか?
「もう8年になります!」
海外の中でもアメリカ(LA)を選んだ理由は何ですか?
「ダンスです(キッパリと)LAは!! あと気候がいいっていうのも一つの理由です。
もともと膝が悪かったので、初めNYと悩んだんですけど、やっぱり気候がいい方が膝のためにもいいかなぁと思ってLAを選びました。こっちに来て、膝治ったんですよ!」
ダンス業界、日本とアメリカの違いってありますか?
「もうこっちに8年もいるので、今の日本のダンス業界がよく分からないんですが…
LAは上下関係が少ないかなぁ。歳なんて関係ないし、ダンス歴も関係ないし、上手い人は上手いし!いいパーソナリティを持ってる人が上がっていく… その点でLAはフェアだと思いますよ。」
やちよさんはこちらではどのように活動されてるんですか?
「クリアタレントグループっていうダンサーのエージェントに所属して活動しています。」
エージェントってたくさんあるんですか?
「4つぐらいありますね。クリアタレントはその中でも大きいエージェントで、
入るのにオーディションがすごく大変なんです!!
200人ぐらい来るのかなぁ? その中で受かるのは10人とか…」
えっ?じゃあ、やちよさん凄いですね!!それに受かったんですもんね!
「何回も落ちましたよぉ(笑)年2回オーディションがあるんですが、もう5回ぐらい落ちてます。
タイプテストっていうのがあって、それはズラーッと初めに並ばされて、“あっ、あなたもういいよ”って踊らせてももらえないんです。
見た目だけで落とされたり…
残された人だけ、振り付けをもらって踊って、それに受かった人が今度はフリースタイルをやって、という順番で進んでいくんです。でも最後まで残っても、その後も電話がかかってくるのを待つんです。胃の痛〜い作業なんですよ(笑)
当時は毎日が就職活動でした。受かる方が難しいから、落ちても落ち込まなかったですよ。受かった後は、エージェントから“ここのオーディションに行きなさい”って言われ、オーディションを受けに行くんです。受かった後はエージェントが全部テイクケアしてくれています。」
そのエージェントへの登録というのは外国の方でも登録できるんですか?
「それはできないです。入る時にビザを持ってるか一応聞かれますので。
その当時、私はOPTを持ってたんですよ。」
※OPT(Optional Practical Training)=短大卒業後に1回、大学卒業後に1回、今では学位がステップアップしていれば学位取得後に取れるようになっている1年有効の就労許可の事。
〜ダンサーについて〜
好きなダンサーはいますか?
「いっぱいいますねぇ、どっからいこう(笑)
いっぱいいるけど、でもこの人に絶対着いて行く!って人は実はいないんです。
ダンサーとしても振りつけ師としても好きなのはTOVIRISですね。
あとはフリースタイルの上手い人が好きなんです。
だから意外と名前のない、普通にクラブとかで踊ってるオリジナリティのある人が好きだったりします。有名だから好きっていうのはあんまりないですね。」
日本人ダンサーについてどう思いますか?
「うまい!!!日本人ダンサーは本当に凄いと思います!繊細だし、確実だし、覚えも早いし。あとオシャレだから、見た目も凄くいいと思うし、日本人ダンサーを私はリスペクトしていますよ。」

外国人ダンサーと比べると日本人ダンサーはどうですか?
「練習量が違いますね。日本人はやっぱり真面目に練習するし、一生懸命だし…アメリカ人にはそんな根性ないと思います。たぶん(笑)」
プロを目指してるダンサーに対してメッセージ頂けますか?
「大変だけどやるしかないです!それ以外言えない!(笑)
腹を決める事が大事だと思います。プロになるにはやっぱり大変だから。何があってもやるんだとという強い気持ちを思ってやっていれば…いつか誰かが助けてくれるのではないでしょうか(笑)
後に引けなくなるところまで、とりあえずやる事です!!」
ダンス上達のコツってありますか?
「コツですか?音楽をいっぱい聞く事です!あとは、練習かなぁ。」
クラブでかっこよく踊るコツとかってあるんですか? 読者の為に教えて下さい!!
「小っちゃく音を刻むことが一番いいと思いますよ。
手とか足とかを動かしてバタバタするよりも、首と体だけでちゃんとリズムを刻める人!
そういう人がクラブではカッコいいと思います!!
たまにいますよね?暴れまわってる人!!あれはカッコよくない!!(笑)
だから音をよく聞くようにするのがいいと思いますよ。」
〜やちよさん情報〜
今までに出演したステージや仕事内容を教えていただけますか?
「月に1回“KEY CLUB”という所で“The Carnival”というLAで一番大きなダンスのステージがあって、それには結構ちょくちょく出ています。
あと、最近やったのは Puff Daddy のMusic Videoに出演しました。メインダンサーではなかったんですけど…
他はDEFTONSというグループやRobbie Williamsというイギリスのバンド、あとDADDY YANKEE、彼らのMusic Videoにも出演させて頂きました。
明日もPuff Daddyの撮影が入ってます。新曲なんですけど、それは日本人を使うんですよ。
後、この間は“scratch”という雑誌のお仕事もしましたね。」
KEY CLUB Hollywood http://www.keyclub.com/index.php (←ここでイベント情報が載ってますよ!)
最近、日本人ダンサーの起用が多いですよね?
「そうなんです!最近は日本人でと向こうから指定してくるパターンが増えてますね。チャンスが増えてる事だと思います。」
やちよさんはスクールとかお持ちですか?
「はい!教えてます!
サンタモニカBLVにあるTurn Out Dance Studioっていうところで土曜日の11:30〜はジャズ、12:30〜はHIPHOPを教えています。あとプライベートでもたまに教えてます。」
Turn Out Dance Studio http://www.turnoutpac.com/
そのスクールは誰でも申し込みをすれば受けられるのですか?
「はい!是非いらして下さい!」
〜今後〜
将来、日本に帰りたいという思いはありますか?
「行ったり来たりがいいですね。」
現在、日本でお仕事はされていますか?
「日本にいたときはしていましたけど、今はしていないです。」
もし日本でやるとしたらどういうお仕事がいいですか?
「今すぐという考えではなくて、2〜3年後にチャンスがあればの話ですが…
日本で指導の方にまわりたいですね。
LAで得た物を日本のダンサーに伝えたりできるっていいですよね。」
今後の夢はありますか?
「ダンスのツアーに出る事です!
コンサートなどのバックダンサーっていうよりは、ダンスのショーなどのツアーの方が自分のスタイルが活かせると思うので… 是非ダンスのショーに出たいです!それが今の夢です。
あと、コマーシャルにも出ていきたいですね。」
Music Videoよりコマーシャルなのですか?
「コマーシャルの方が、ギャラがいいんですよ(笑)
でも、お金がほしいからコマーシャルをやりたいというのではなく、効率のよい仕事をして、その分ダンスに力を注ぎ込みたいんです!」
今回、初めてやちよさんにお会いしたんですが、実物は小柄な方で大きな声で笑う笑顔がとっても素敵な方でした!
今後もLAWalkerスタッフ一同でやちよさんを応援していきたいと思います!
やちよさん! 貴重なお話ありがとうございました!!
取材日:2007年4月16日
文章・構成:田邉 美樹
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